Top / QBlog / 2018-10-18

家の中を快適に!AIはここまで来ている!

皆さん、こんにちは!
ワンコとIT情報が大好きな主婦、ヤマダです。

皆さんは、AIと聞くとなにを思い浮かべますか?

身近なAI

私はなんといってもあれですね。ターミネーターに出てくる「スカイネット」。

最初は人間の良き相棒だったのが徐々に知能をつけ、最終的に人間を排除する側に回る、という恐ろしい存在です。

あるいは、細田守監督の映画「サマーウォーズ」に出てくる、学びたいという意欲を持ったAI「ラブマシーン」ですね。
こちらも「知識欲」が行きすぎ、結果人間に敵対してしまうAIで、スペックがハンパないだけに手に負えない存在です。

なので、ここ数年、AIと聞くとなんとなくうすら寒いものを感じてしまっていました。

いずれ、私たち人間に襲い掛かってくるのでは・・・・と。

事実、facebook社でのAI実験において、AI同士でしか通用しない言語を突如話し始める、という事態が発生し、実験を中止した、という話もあります。

そんな恐ろしい存在であるAIをこれ以上、人間の世界に取り入れて大丈夫なのか。
疑問に思っていたのに!!!!

なんたることか、我が家にもAIが!!!

1.我が家にAIがやってきた

冒頭であれだけAIに対する不安をがなりたてていたヤマダがAIを導入?!

という感じですが、AIを導入したのは私ではなく、旦那さんです。

「いいらしいよ~。すごく便利だって話」

旦那さんの良いところは、人の意見を素直に受け入れるところ。
けれど悪いところは信じ過ぎるところ!

と思っていた私は、旦那さんの意見に懐疑的でしたが、まあもともと新しいものが嫌いな性質でもなし、いや、むしろ好きだし!ということで、導入を決定しました。

ではご紹介します!我が家にやってきたAI、「ルンバ」君です!!

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そう!部屋の間取りや、ごみを感知、学習し、勝手にお掃除してくれる優れもの、
アイロボット社から販売されている「ルンバ」です!!!

AI家電の先駆け、ルンバ君!

より効率的なお掃除ルートを模索し、充電スポットも自分で見つけて勝手にエネルギーチャージしてくれるルンバ君。

ただ、我が家は狭いのです。

家具も多いし、ルンバが走るスペースなどそれほどない!結局使わなくなるだろう、と思っていたのですが、いや!侮っていた!

うちはロングコートチワワを飼っています。

この犬種を飼っていらっしゃる方はご存知でしょう。

ものすごく毛が抜けるのです。

特に夏と冬の前は毛が生え変わるため、抜け毛を集めたら一匹作れるくらいの毛が抜けます。

掃除も実は大変・・・・。

けれど、ルンバ君は実に優秀でした!

ごみが集まりそうな角や、家具の端まで丁寧に、言わないでも掃除してくれる!

家具が多いので、それほどたくさん走れないかもしれませんし、床に置きっぱなしになっていたものを片付ける手間は発生しますが、それにしてもよく考えて掃除をしてくれていると感じます。

それに厚さも十センチ程度ですから、ワンコが入り込みがちなベッドの下もすいすい掃除してくれる!

こちらが指示しなくても、考えて掃除をしてくれるのはやっぱり、AIならではなのではないでしょうか。

もちろん、ルンバが入り込めない細い隙間や高いところは自分で掃除しなきゃなのですが。

しかし、このルンバ導入により、住まいにAIを取り込むことでこんなにも便利になるのだと知り、他にはどんなAIが私たちの住まいに取り入れられているのか、がぜん興味が沸いてきました。

2.AIを語る前に、忘れちゃいけない「Iot」

AIについて語るなら、実は忘れてはいけない用語があります。

それは「Iot」です。
Iot=Internet of Things(モノのインターネット)。

モノとインターネットを繋げることで、それぞれのモノが得た情報をネット上で共有可能となり、人とモノ、だけではなく、モノとモノが繋がれるようになります。


Iot=Internet of Things(モノのインターネット)

漠然としていますが、私たちの住まいに関連するところで言うと、以下のような事例があります。

エアコン+スマホ

これはもしかしたらすでに使用されている方もいらっしゃるかもしれません。

エアコンがインターネットに繋がることにより、外出先からスマートフォンでスイッチを入れることや、温度設定が可能となりました。

確かに、これまでは、夏の暑い日、家に帰っても熱気がこもってるんだろうな~、と思いつつ、帰宅していたものが、このIot対応エアコンを導入すれば解消されます。

帰宅する時間に合わせてスマホからエアコンのスイッチを入れられれば、玄関を開けてすぐ、涼しい思いができるわけですからね!

センサー+スマホ

窓に取り付けておくことで、開閉状態をスマホから確認ができるというすごいものです。

「閉めたっけ?どうだっけ?」と駅まで行ったところで思い出し、家まで戻るという行動をとりがちなうっかりものの私には絶対にほしいやつ!

他にも、電球+スマホで音楽も流せるようになる照明や、食品の賞味期限を管理、確認がドアを開けずともスマホでできる冷蔵庫などなど、いろいろなところにIotは取り入れられています。

スマホのようなスマートデバイスを通し、私たち人とモノを繋げることでIotは私たちの生活を快適にしてくれているわけですね。

しかし、ここにAIが組み込まれることで、私たちの生活は、なお便利になるのです!

3.AIとIotの融合

Iotは様々な情報を収集します。たとえば、窓が開いているとか、いないとか。

私たち人間はスマホなどの端末からアクセスすることで、状況を確認できます。

つまり、私たち人間がなんらかのアクションを起こすことで、快適さは得られるわけですね。

ですが、ここにAIが入るとこのアクションすら必要ではなくなります。

それは、Iotが情報を収集する、なら、AIは「集まった情報を分析する」能力を持っているからです。

収集と分析。

この二つが集まれば、どうなるのか。

そりゃもう!鬼に金棒でしょう!

なぜなら、もともとAIとは「ディープラーニング」と言う手法で、多くの情報を取り込んで分析することでどんどん学習して賢くなっていきます。

つまり情報がなければ、パワーアップできないわけです。

Iotとの相性が悪いわけがありません。

事実、AIとIotを融合させた技術を駆使した家電シリーズを「AIot(アイオット)」と商標登録して、シャープがすでに発表しています。

具体的にどんなものか、と言うと、

冷蔵庫が無線LANでネットに接続され、レシピを教えてくれる!

これだけなら、Iot家電ですが、AIotの冷蔵庫のすごいところは、冷蔵庫の開閉回数や時間帯、食材の収納状態から、使用者の在宅時間、家族の味の好みを学習して、使えば使うほど家族好みの冷蔵庫になっていくというところ!

主婦の皆さんなら、ご経験がおありかもしれませんが、冷蔵庫の中を見て、

「あ~、キャベツともやしと豚肉か・・・、なに作ろう・・・」

と夕飯の献立に悩むところを、この賢い冷蔵庫君は、冷蔵庫の中身から推察し、家族が好みそうなレシピを自ら提案してくれる!

ほしい!絶対にほしい!!

次に冷蔵庫を買い替えるときは絶対、これにする!!

ちなみにAIとIotを手っ取り早く融合させようと思ったら、今、CMでも聞かない日がない「Alexa(アレクサ)〇〇して」のAmazon Echoを代表とした、スマートスピーカーの導入でしょう。

各社それぞれの特徴がありますが、ニュースや天気予報の読み上げのほか、Iot家電と連携し、電源のオンオフの管理もAIがやってくれます。

自分でスマホをいじらなくても、AIに「暑いね」と言うだけで、「エアコン入れましょうか?」と質問しつつ、エアコンのスイッチを入れてくれる!

自分で考え、提案してくれるAIというこの存在。まるで家族が一人増えたみたいな感じですね♪
 

Amazon Echo

4.まだまだあるAI家電

調べてみたところ、私たちの生活を便利にしてくれるAI家電はまだまだありました!

たとえば!全自動衣類畳みロボット。

パナソニックが出資するベンチャー企業、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズが発表した「ランドロイド」という商品なのですが、洗濯し終わった衣類をきちんと畳んでくれる衣類畳みロボットです。

見た目は冷蔵庫やロッカーのような長方形の箱で、衣類を入れると、AIがその衣類に適した形を考え、ばっちり畳んでおいてくれるとか!

ただお値段が185万だそうで、ちょっと、いや、私にはかなり高いかな~というのと、サイズが大きいかな~ということから考えると、一軒家にお住まいの方とか、広いお部屋の方でないと導入しにくいかなとは感じます。が、それにしてもすごい!

洗濯はともかく畳むのが面倒、という方には夢のような製品ではないでしょうか。

他にも、使えば使うほどユーザーの好みを学習し、好みの番組を提案、録画予約をしてくれるレコーダー

「AQUOSココロビジョンプレーヤー」がシャープから発売されています。

なんというか、ぐーたらな私にはどれも喉から手が出るほどほしいですが、欲を言えば、も~なにもせずともなんでもかんでもAIにお任せしたい!と思ってしまう!

そう!いっそ、家一軒まるまるAIに管理して1もらえないものか!

まさかないだろう、と思いつつも、探してみました!

5.家ごとまるっとAI管理も!?

これまで様々なAI家電についてお話してきましたが、一つの事象、たとえば料理や洗濯などに特化した動きはできても、全方位からサポートしてくれる機器はまだありません。

ただ、一部企業では、家全体をAIによって一括管理する住宅の研究が進んでおり、販売化も検討されているようです!

カーテンを開けたり、照明を点けたり、エアコンを入れたり、玄関の鍵を閉めたり・・・。

生活をする上で人間は小さいながらも実に多くの行動をしていますが、これが現実になれば、そんな小さな作業をすべてしなくて済む!

つまり、毎日の起床時間、出勤時間、帰宅時間、就寝時間を管理AIが把握することにより、朝になったら自動的にカーテンを開けてくれたり、帰宅時間には電気をつけて待っていてくれたり、はたまた、お風呂を沸かしておいてくれたり……。

鍵を閉めるのも開けるのも、戸締りの確認もすべてAIがやってくれる!

まさに夢のようですね!

とはいえ、まだまだテスト段階のようで実用化にはもう少しかかりそうです。


家ごとまるっとAI管理

6.おわりに~AIを迎えるために~

AIへの注目は確実に集まりつつあります。

今は、過渡期といったところでしょうか。

ただ、ふと気づいたのですが、AIにも活動するためのエネルギーが必要ですよね。

進化して賢くなっていくけれど、電源が切れてしまったらその能力を発揮することも叶わない。

あるいはネット環境がなくても同じことが言えます。
だとしたら、人間である我々がAIの命綱である電源の確保をしてやらないといけないのではないでしょうか。

電源の確保のために太陽光発電のためのソーラーパネルを導入するとか、有線でも無線でも使用できるようネット環境を整えるとか!


太陽光発電のためのソーラーパネル

これからの生活に欠かせない存在となっていくであろうAIは、高齢化も進み、人手不足が深刻である日本ではなおのこと、導入が積極的に進められることが予想されます。

ですから、今後家を建てたり、マンションを買う際は、不測の事態でもAIによる住まいの管理に支障が出ない環境にカスタマイズできるか、そんなことを考えながら住宅選びする必要が出てくるかもしれませんね。

あくまで未来の話であり、まだまだこれからの分野ですが、私が生きている間に、AIによる全体管理がなされた家に住みたいと思うこのごろです。

半歩先の未来の姿が感じられる「シーテック」。

今までは夢物語のようだった製品やサービスが技術の進歩によって実現し始めています。
「IoT活用賃貸住宅」や「スマート宅配ポスト」はその1種といえます。
物流の人手不足や医療・介護問題など様々な課題を、IoTやAI等のIT技術によって解消しようという取り組みが業種・業界を問わず活発になっています。
例えば幕張メッセにて10月16日(火)~19日(金)に開催されていました【CEATEC JAPAN 2018】。
https://www.ceatec.com/ja/outline/
「IoTタウン」という不動産・建設業界からの企業も参加した展示の企画もあり、とても来場者が多くありました。

※シーテック【CEATEC】とは・・・IT・エレクトロニクス分野の企業・団体が参加し、最先端の技術や製品を発表する国際展示会。



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