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不動産業界の印象について(ブログ)

今年2015年4月1日、宅地建物取引主任者が『士』に衣変わりします。

「宅地建物取引主任者が、形だけ士業となったところで、何の意味があるのかなって思っていたりもしますが。」
呼称の変更よりも現行の宅建業法を徹底させることが重要だと思うのです。

実は宅地建物取引主任者受験資格には年齢制限がないんです。このため、過去の最年少合格者は小学6年生だし、最高齢者は90歳のおじいちゃんもいたりしています。
宅建主任者は、単に重要事項の文章を読んで聞かせるだけではなく相手に理解させるのが目的であるにもかかわらず、さて小学6年生のまだまだ子供と言える者が相手に理解させるだけの説明が出来るのでしょうか。

「士」の話は次回に回して、ここでは不動産業界について考えてみたいと思います。

国交省のデータによると、平成25年3月末の全国の宅地建物取引業者(宅建業者)の数は約12万業者。平成4年の約14万業者から14.1%減少しているとはいえまだまだ全国に10万以上もの不動産業者が営業していることになります。

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さて、皆様はこの不動産業界(不動産業者)に対してどのようなイメージを抱いていますか?

年末年始に不動産業界以外の仕事をする友人たちと会ったときに印象を聞いたのですが、「男性が多い」「年配の人が多い」「悪徳そう」「いい加減」「古い体質」ということを思っているとのことです(^_^;)。
確かに色々な方に聞いてもそのような印象を持っている方が多いかと思います。
確かに、一部当たっており間違ってない部分もあります。確かに不動産業界はイメージは悪いし古い体質が残ったままです。

先ごろ、全国宅地建物取引業協会などが一般消費者向けに実施したアンケートによると、

不動産業者に対して抱いているイメージについて、

「よい」「ややよい」を合わせた「よい」の合計が59.3%で、

「わるい」「ややわるい」の「わるい」の合計の40.7%を上回る結果となったようです。

マンション売却イメージアップイメージ画像

特に20代では「よい」の合計が69.8%となり、若い世代ほど不動産業者に対して「よい」イメージを抱いている結果となったようです。

この結果、とても微妙ではないでしょうか。半数以上の方がよいイメージを持っておられると喜んでよいのか、はたまた40%も悪いと思っている人がいるからやはりまだまだだねと落胆するのか。

私は、10人中4人はまだ悪いって思ってるわけですからやっぱイメージ悪いだろうって思っています。

しかし、このアンケートの結果では、若い世代ほど「よい」イメージを持っているというのは、それだけ不動産業界がより良くなっていることには違いはないのかな(^_^;)っても少々希望的観測も入っています。

若い世代ほど「よい」イメージを持っているというのは、ネット社会となったことで情報公開が進み、昔ほど不動産屋と消費者との情報乖離がなくなったのが大きな原因ではないかと思います。物件検索でも専門用語でもすべてネット調べられるので、不動産屋の営業マンより詳しい人もいるくらいですから。
つまり不動産屋優位的状況からネットにより対等の立場に移行したことで、不動産会社の種々選択が生じ、消費者に選んで欲しい理由から個々のサービス向上へとつながって、その結果相乗効果が生まれ不動産業界が良くなってきたといえるのでではないかと思います。

ネット社会になったことで情報公開が進むことは不動産業者のサービス向上へとつながって、その結果相乗効果が生まれ不動産業界が良くなって行くとしたら、今問題になっている物件情報の囲い込みを具体的に禁止、罰則強化することが最も不動産業界を良い方に変える手段なのではないでしょうか。

業界は違いますが物品販売業界も良くなってきた業界だと私は思うんです。規制に守られていた価格がオープン化され、競争が激しくなり、それによって企業側のサービスが向上するわけです。

どの業界も、顧客満足、法令順守などを叫ばれて久しいですが、不動産業界もより良く変わらなければならないところに来ていることでしょう。

コーラルも先日、の取材を受けました。その時のことは後日画像の説明に掲載されることとなるでしょうからここでは省略致しますが、不動産業界ももっともっとイメージアップを図るには、正しい競争と良識ある仕事が当たり前になってのその先にあると思うんです。

全国宅地建物取引業協会などが一般消費者向けに実施したアンケート

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