鏡らしい・・・?
先日のマンション内覧時のこと、
約1時間物件を内覧案内した後、内覧者をご紹介いただいた不動産会社の社員から言われた言葉にびっくりしました。
それは
『コーラルさんは不動産屋さんの鏡ですね』
です。
「ん・・・・?、なんで鏡なんだろう」
その社員に聞いてみたら、
『だって、ほんとは購入者もコーラルさん直接決めて両手仲介をされたいんじゃないんですか?。それなのにこんなにちゃんと内覧対応していただけるなんてありえませんから。だから不動産屋さんの鏡ですよ』
なんですって。
確かに案内用に資料を作成し、図面はカラー刷りでお渡しして、案内の際はこのマンションのことをアピールしたいからと知っている情報を精一杯お話してました。結果時間は約1時間もかかってしましましたが。
そのことが、ありえないことだったらしいのです。
従来の売主側不動産会社の担当者は、内覧のとき、内覧者側の不動産業者の担当者に任せて現場までくることは珍しく(まず来ないことが多いです)、来ても一番後ろに構えて案内なんてしてくれないことばかりで、しかも物件について質問したら曖昧なことを言うだけで、ましてや内覧者用に詳細な資料を作成してなんていません。
コーラルはそんなこと(他社と同じようなこと)したら即刻厳罰注意が代表から言い渡されます。
コーラルの各社員は不動産屋さんの鏡になることなんか考えていません。ましてや両手仲介も狙っていません。
Yahoo不動産やアットホーム、オウチーノで購入者仲介手数料を売買価格の1%(通常他社は3%です)にしているのも、ご購入者に喜んでいただきたいからだけなのです。
どうしても、ブランド力もない無名なコーラルにお任せいただいた売主様に満足いただくために精一杯のことをしているだけのことです。
売却を任された商品のことを調べ、それをアピールすること、それはどんな商売でもする基本中の基本です。
なぜ、こんな基本中の基本をしただけなのに『鏡』なのか?
不動産業界の摩訶不思議なこと。
お客様のことより、自社の収益を最大限に考えるこの業界の常識は、他の業界の非常識なのかもしれませんね。
つれずれなるままに思ってしまいました。